2023年を振り返る
さて今日は12月30日です。天文現象的には2022年の方が盛りだくさんでしたし、今年は個人的に超多忙だったため、あまり撮影に出かけることが出来ませんでしたが、なんとか「通常営業」に近い?天体活動ができました。このブログでは珍しく、この1年を振り返ってみたいと思います。
1月 ZTF彗星(C/2022 E3)
ここ数年、年末に明るい彗星が見頃となることが多く、今年はZTF彗星でした。周極星だったため、長時間観測することができましたね。
2月 新しいカメラ ZWO ASI585MC
ZWOの近赤外線番長カメラASI585MCをゲット。高解像度のカメラなので、お手軽CMOSにカメラにしては非常に高性能なカメラです。まだまだ活用しきれてませんが、非常にポテンシャルの高いカメラです。
5月 K-ASTECのクラッチ付きEAF取り付けアダプター
かねてからこれは欲しいなと思っていた製品がK-ASTECから発売されました。K-ASさんも大ヒットの商品になっているそうです。取り付け方法を詳しく解説したYouTube動画も作成しました。
6月その1 M101銀河に出現した超新星
この超新星は長い間見ることが出来ましたね。
ちょっと特殊なサイズのPTO-C22三脚にP-2赤道儀を搭載するためのアダプターをテレスコ工作工房さんに作成していただきました。
8月 ペルセウス座流星群のライブ配信
今回から新しいライブ配信用カメラSONY ZV-E1 VLOGカメラを導入しました。
全国的に悪天候でしたが、なんとか配信出来ましたね。
月末は初めて野辺山宇宙電波観測所の一般公開に参加しました。
9月 西村彗星
早朝になんとかその姿を捉えることが出来ました!
10月 リアルタイム電視観望機 GOZENSAMA
ZV-E1とRASA8を使用した超高速電視観望機材を開発しました。条件が悪く小海星フェスでのお披露目はお預け担ってしまいました。
11月 その1 八ヶ岳星と自然のフェスタ2023(小海星フェス)へ参加
11月その2 サイトロン製SJ-M経緯台
以前からその発売を待っていたサイトロン製のSJ-M経緯台が小海星フェスで先行販売されたのでゲット!
11月その3 SVBONY SA401APOフィールドスコープ
架台を買うと鏡筒が生えるジンクスは当たりますね(笑)ということで、新鏡筒はSVBONYのフィールドスコープです。しかしその後色々な問題が・・・・・
12月その1 双子座流星群ライブ配信
極大日が新月期という極めて好条件だった今年、あいにく極大日は全国的に悪天候でした。極大日前日に氷点下5度の野辺山からの生配信を行いましたが、素晴らしい天候に恵まれ、沢山の流星をお届けできました。今回は最大同時400名の皆様にご視聴いただきました。ありがとうございました。
12月その2 YouTubeチャネル登録者数が1000人達成!
17年前からYouTubeをやってきましたが、漸く第一目標だった1000名の登録者様、達成しました。ありがとうございます!まだご登録されてない方がいらっしゃいましたら、ぜひよろしくお願いいたします! YouTubeチャネルはこちら
2024年は・・・・
月食・日食は日本では見られませんが、春頃のポン・ブルックス彗星、そして秋の紫金山・アトラス彗星が楽しみですね。流星群のライブ配信も、いままで通り行う予定ですが、夏のペルセウス座流星群はここ最近の「日本の亜熱帯化」の為、すっきりとした天気で見ることが絶望的な昨今、やはり双子座流星群がメインとなりそうです。
以上、2023年の振り返りでした。皆様、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
コメント