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イタリアの赤い電動フォーカサー PrimaLuceLab SESTO SENSO robotic focusing motor PART 2

イタリアの赤い電動フォーカサー PrimaLuceLab SESTO SENSO robotic focusing motor PART 1
イタリアの赤い電動フォーカサー PrimaLuceLab SESTO SENSO robotic focusing motor PART 3

今回は望遠鏡への取り付け方法について解説します。


このモーターフォーカサーの最大の特徴は、その取り付け方法です。他社製のモーターの様に不格好なステーは不要で、ドローチューブ減速微動装置をモーター本体のクランプで締め付けるだけです。



基本的に、ドローチューブ減速微動装置に取り付けるようになっており、

・ベースモデルは、ドローチューブ減速微動装置内部にあるベアリングのアウターレース*(下図参照)の直径が25mmのものに装着可能。殆どの減速微動装置のベアリングアウターレースが25mmです(タカハシMEF-3も)。オプションで33mm(2,5" ・ 3" Feather Touch)、37mm( 3,5" Feather Touch、タカハシFSQ-130)のアウターレース用アダプターが用意されています(別売り)。

・モーターシャフトとドローチューブ減速微動装置のシャフトを付属のシャフトカップリングで直結するので、サイズが合うものに限ります。


*ベアリングのアウターレースとは下記の図の箇所の事で、ベアリングボールを収めているケース部分です。



シャフトカップリングは5種類同梱されていますので、予め自分のフォーカサーが使えるのかどうかを確認をしておく必要があります。


:シャフト径2.5mm: AIRY refractors (ED72, APO80, ED90, ED100, APO104T, APO120, APO150T), OrionOpticsUK VX and CT, Baader Steeltrack® focusers, TS-Optics V-Power, Omegon V-Power, SkyWatcherなど

:シャフト径2.8mm:Feather Touch focusers
:シャフト径3.5mm:タカハシ
:シャフト径3.1mm:Moonlite focusers
:AIRY refractors (APO 65F, BLACK 80T) 、SharpStar telescopes with 2” focusers



今回はタカハシのMEF-3に取り付けましたので、MEF-3の2種類のノブを取り外して、微動装置のシャフトを露出させます。




微動装置のベアリングアウターレースが見えてきました。この直径が25mmならば、オプションは不要です。


タカハシMEF-3はシャフト径3.5mmなので、緑のシャフトカップリングを使用します。


モーターシャフトから取り付けます。ピンセットがあったほうが簡単でしょう。


イモネジ4箇所のうち、モーター側2箇所を締め付けます。


フォーカサー側に取り付けます。



六角ボルトを締め付けます。


他にもイモネジがあるので、締め付けて完成です。


USBケーブル、電源ケーブル、温度センサーケーブルを装着します。コネクターは望遠鏡にから外側に突出せずに配線できるので、暗黒下の運用時に誤って体の一部に引っかけてケーブルが抜けてしまう事故を未然に防げます。



TAKAHASHI TSA-120に装着した時のイメージです。



モーターを最速スピードで動かした時の様子を動画でご覧いただけます。



続く

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