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イタリアの赤い電動フォーカサー PrimaLuceLab SESTO SENSO robotic focusing motor PART 1

イタリアの赤い電動フォーカサー PrimaLuceLab SESTO SENSO robotic focusing motor PART 2
イタリアの赤い電動フォーカサー PrimaLuceLab SESTO SENSO robotic focusing motor PART 3


天体写真を超久し振りに再開したのですが、今まで(フィルム時代)は主にカメラレンズを使った短時間露出の星夜写真が中心でした。実は、天体望遠鏡を使用した撮影経験はあまりなくて、色々困難な事にぶち当たっています。


とりわけ、これは難しいなと思ったのがピント合わせ。無限遠にある星像のピンを掴むのがどうも苦手で、最近はバーティノフマスクという面白い装置もあるようですが、ドローチューブノブを回してのピント合わせが本当に難しい!



TSA-120の標準装備のドローチューブノブ(いわゆる粗動)を回してピントをあわせる事が相当大変だということにすぐに気が付き、タカハシ MEF-3 ドローチューブ減速微動装置というFSQシリーズには最初から装着されている便利な装置を購入しました。これを使用すると微動ハンドルの回転によるドローチューブの移動量が1/7になり、微妙なピントの山をつかみやすくなりました。(しかしこの貧弱なステーはなんとかしたいですよね。。。1-2万円程度でFSQ並のケースを作成できないかなぁ)


しかし、望遠鏡に触れながら点光源を対象としたフォーカス合わせは依然、大変です。そうしているうちに、だんだんとモーターによる電動フォーカサーが欲しくなってきました。


以前、タカハシ用に電動フォーカサーを販売していたK-ASTECさんのサイトを見ても、現在取り扱いが無いそうなので、色々世界中を探し回った所、イタリアの天体望遠鏡メーカーPrimaLuceLabSESTO SENSO robotic focusing motorに目が止まりました。


色々調べたのですが、PrimaLuceLabは日本では取扱が無いため日本語での情報がほとんどありません(英語ではhttps://www.cloudynights.comで情報を得ることが可能)。私の観測範囲では、日本ではsimariyukiさんが最初に使用報告をされたのではないかなと思い、色々質問を重ね、検討した結果、実際に導入を行ってみました。


PrimaLuceLab製品の購入先はヨーロッパ、米国の代表的な天体望遠鏡販売店ならば可能で、今回はtelescopes.netから購入しました。価格は送料別途で$365.00。telescopes.net(アメリカ/カルフォルニア州)からはUPS Worldwide Saverで発送されますので、わずか3日で届いてしまいます。


イタリア→アメリカ→日本へと、ほぼ地球を半周以上回って東京にやってきたSESTO SENSOがコチラです!


SESTO SENSOとはイタリア語で第六感という意味だそうです。
梱包物は下の写真のような感じで、本体、ASCOMドライバー等が入っているUSBメモリー、望遠鏡に取り付けるジョイント、USBケーブル、12Vシガライターケーブル、イモネジ、六角レンチです。




まずは本体の外観から。さすがイタリアデザイン。カッコいい。

本体にあるコネクタは、12V電源ジャック(センタープラスで外径5.5mm 内径2.5mm)、マイクロUSB、温度センサー用ジャックです。これら各コネクターの向きも運用時に大変重要になってきます。



MADE IN ITALY!!!が神々しい...



最近の殆どの製品は中国製だったりしますが、このTwitterの画像をみるとラボで組み立てているようです。




こちらが望遠鏡に取り付けるマウント部分で、その取り付け方法が大変うまくできており、市販されている殆どの望遠鏡に装着が可能だそうです。


電動フォーカサーのモーター本体がわずかに見えます。


望遠鏡のフォーカサーとSESTO SENSOモーターシャフトを接続するジョイントで、天体望遠鏡各社のシャフト径にあわせて5種類同梱されています。


ドライバソフトウェアが入っているUSBメモリー。ネットから最新版をダウンロードしたほうが良いでしょうね。


今回は別売りの温度センサーも購入しておきました(45US$)。



次回は望遠鏡への取り付け方法をご紹介します。

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