東京で天の川を撮る!
本当に撮れるの?
例のライカ-T2マウント変換ADで撮ってみた!八王子でも天の川が撮れます😀 北アメリカ星雲が写ってますよー 露出3秒 pic.twitter.com/s1SNUjl4bN
— RYO@天文楽者 (@HDV_blog) July 4, 2019
ところで近赤外線(NIR)を使えば都市光害下でも星が良く撮れるようになるのがわかってきました。cockatooさん (@cockato38149878)によりますと、東京23区内でも天の川が十分に撮れるという事なので、早速私もチャレンジしてみました。
撮影機材
今回は赤道儀を使用せず、固定撮影&ASIAIR PROによるライブスタックで行いました。固定撮影のライブスタックは今回初めて行います。上手く写るかな?
カメラ:ZWO ASI294MCPRO
レンズ:SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
フィルター:サイトロン IRPRO 640
SIGMA 15mmでのショット
星基準でライブスタックが行われています。星は点状に止まって見えており、その他の地上物は動いているように見えます。
おや?
左(東)側になにか白いモヤモヤが見えてきましたよ??煙か雲かそれとも・・・
もう少しスタックを重ねてみました。これはまさに天の川じゃないですか????
カールツアイスPlanarT 1.4/50ZFのショット
広角レンズを使うと家のベランダからでは明るい地上物が映り込み、露出オーバーとなってしまいスタックができません。そこでもう少し焦点距離を伸ばして50mmに変えてみると・・・・
ででん! (あぷらなーとさん、お借りしましたw)
おぉぉおおー!天の川銀河の暗黒帯が見えてきました。実は、星景写真は殆ど撮影したことが無かったので、まともな天の川を撮影したことはありませんでした。これは嬉しい。
しかもライブスタックしなくてもわずか1秒の露出でも写ってしまうんです。
うおー!!!!1秒で写るんですが!!!! pic.twitter.com/PXAKtxkuqS
— RYO@天文楽者 (@HDV_blog) April 21, 2021
アンタレス付近
ちょっと対象を変えて、アンタレス付近を狙ってみました。するとどうでしょう!
おぉ!流石に色は付いていませんが、アンタレス付近の暗黒星雲が映っています!
いよいよ天の川銀河の中心方向へ
さぁ、もう興奮してきました。面白いように天の川が撮れちゃいます。この時期は射手座が南中するのは午前2−3時。もう眠気も吹っ飛んでアドレナリン出まくりです。
さぁ天の川が一番濃く見える、天の川銀河の中心方向 射手座へカメラを向け、5秒露出 30枚スタックしてみると・・・・・・
ででん!
5秒x30枚ライブスタック固定撮影
サイトロンIRPRO640 ASI294MCPRO
カールツアイスPlanarT 1.4/50ZF
これは凄い!!!Hαを通すフィルターのIRPRO 640を使っているおかげで散光星雲の色がちゃんと出ています。
このモクモク感、凄いですねぇ〜〜 こんな写真は長野県の山奥に行かないと撮れないと思っていましたが、なんと自宅でわずか5秒の露出x30枚(2分30秒)で撮れてしまうとは・・・・・・・・・・・・・・・!!!
いよいよ本命
— RYO@天文楽者 (@HDV_blog) April 21, 2021
射手座方向 天の川銀河中心方向
どえりゃーことなってますよ? pic.twitter.com/MyeIXySf5Y
ちなみに撮って出し・ヒストグラムだけ弄ったもはこちらになります。
IRPRO 640フィルターを手に入れたのが、天の川が殆ど見えない時期だっただけに、その能力を100%出し切れていませんでしたが、これからのシーズンは自宅でとても楽しく撮影ができるようになりました。
※画像はすべてiPadの画面キャプチャーをスマホの画像処理ソフトで編集したものです。
コメント
東京を象徴する建築物を前景にしたものを撮ってみようかと考えています。IR使うと意外に写って面白いですよね。
私も建造物と一緒に撮ってみたいのですが、過去の事例だと明るい建物が画角内に入っていると、映らなかったのです。。。