テレビュー イーソス 21mm (Tele Vue Ethos 21mm)
INTRODUCTION:
テレビュー社が提唱する「スペースウォーク」。どういう意味なんだろうか?僕はそれを確かめたくなりました。超高性能対物レンズを活かすためには、それなりの接眼レンズも必要なはず。。。
でも予算が限られているので、効率良く、使えるものだけを購入することにしました。
星雲・星団観察などの低倍率用に当初は超巨大なお化けアイピースとして有名なTele Vue Nagler Type-5 31mm を検討していましたが、より光学設計が新しい(2007年)イーソスシリーズをチョイス。B&H phoo and videoから購入。US$854。お値段が。。。。。鏡筒1本買えますよ?
IMPRESSION:
・アメリカからわずか4日でやってきた超超巨大レンズ。実物を見たことがなかったので、箱を開けた瞬間、なんじゃこりゃ(笑)と声が出たとかでないとか。
上の写真をご覧いただければ判ると思いますが、とにかくデカイし重い。なんとレンズ筐体で1kg超えです。イーソス21mmも十分お化けレンズですよ。くれぐれも落とさないようにしなければ。。。
ちなみにスペックシートには
上の写真をご覧いただければ判ると思いますが、とにかくデカイし重い。なんとレンズ筐体で1kg超えです。イーソス21mmも十分お化けレンズですよ。くれぐれも落とさないようにしなければ。。。
ちなみにスペックシートには
驚異の見掛視界100°
とあります。。。。この数字の意味がよく分かりませんw なにせ今まで使用していたアイピースがアレなもんなんで・・・・。
さて、実際観望。
スペースウオークというやらを体験してみましょうか。
まずメガネをかけて覗いてみると・・・・・
あれ?思ってたより視野が広くない?
いや、私の見方が悪いのだ。
そこで、裸眼にして眼球をもっと接眼レンズに近づけてみると・・・・
あれ?あれ?あれ?どこまで見えるの??
そこには広大な宇宙空間が広がっていたのでした!!!
例えると、
巨大なアイピースを覗いていて、ふと思ったのが
Q:視野のどこを見て良いのであろうか。。
A:そうか、視野の全部を見れば良いのか!
視野の端まで極めてクリアな星夜が広がっています。とにかく覗いているだけで楽しい。夏の銀河、散開星団など見てたいなぁ。
冒頭に書きました
例えると、
宇宙船の窓からきょろきょろと見回している感覚
"It seems to be feeling looking around restlessly from spaceship windows."
でしょうか?
まだ宇宙船には乗ったことはありませんがw
でしょうか?
まだ宇宙船には乗ったことはありませんがw
巨大なアイピースを覗いていて、ふと思ったのが
Q:視野のどこを見て良いのであろうか。。
A:そうか、視野の全部を見れば良いのか!
視野の端まで極めてクリアな星夜が広がっています。とにかく覗いているだけで楽しい。夏の銀河、散開星団など見てたいなぁ。
冒頭に書きました
【これは、まさにスペースウォークの為のレンズです。】
↑↑↑ これの意味がようやく解りました。 ↑↑↑
・改めて驚いたのがM42を観望したときのこと。肉眼で5等級程度が見える位の、それほど暗くは無い夜空でしたが、初めて見た瞬間の感想が
そして、M42の、鳥に例えると扇を広げている内側のウニャウニャしている部分が精密に観察できます。それになんだか星雲からシューっという音が聞こえてきそうな?くらい臨場感が伝わってくる感じです。もっと夜空が暗いところで見たら凄いんだろうな。。
「おぉぉぉ すげーーーーーーーー!!!」
でした。
そしてなんと
星雲がピンク色に見える!
(経験上緑色に見えるのかと想像してましたが違ってました)
そして、M42の、鳥に例えると扇を広げている内側のウニャウニャしている部分が精密に観察できます。それになんだか星雲からシューっという音が聞こえてきそうな?くらい臨場感が伝わってくる感じです。もっと夜空が暗いところで見たら凄いんだろうな。。
・色収差
TSA-120でみると色収差は全く感じません。これが3枚玉スーパーアポクロマートの実力なのか!!!天体望遠鏡の性能を最高に引き出すためには、最高性能の接眼レンズを使用しなければならないことがよーく解りました。
メガネをして月を視野の端の方に移動させたときに、わずかに色滲みが見えていたのは、掛けていたメガネのレンズの色収差なんでしょう。裸眼ではそのようには見えませんでした。
・コントラストが高く、とにかく抜けが良く、とてつもなく凄いアイピースです。焦点距離が違いますが、TS MC Or40mmで見た月はやや黄色ががっていましたが、このアイピースではそれを感じませんでした。
接眼側のレンズ部分。あまり見かけない黄色のコーティングは、特殊なものなのだろうか?
TSA-120でみると色収差は全く感じません。これが3枚玉スーパーアポクロマートの実力なのか!!!天体望遠鏡の性能を最高に引き出すためには、最高性能の接眼レンズを使用しなければならないことがよーく解りました。
メガネをして月を視野の端の方に移動させたときに、わずかに色滲みが見えていたのは、掛けていたメガネのレンズの色収差なんでしょう。裸眼ではそのようには見えませんでした。
・コントラストが高く、とにかく抜けが良く、とてつもなく凄いアイピースです。焦点距離が違いますが、TS MC Or40mmで見た月はやや黄色ががっていましたが、このアイピースではそれを感じませんでした。
対物レンズ側のレンズ部分。内部には幾重もの絞り環が見え、上質なつや消し処理が行われているのが解ります。レンズ構成に関しては非公開ですが、その重さゆえ、相当な量の硝子が使われていることが想像されます。白色蛍光灯をかざしてコーティングを見てみると、レンズ深層部分にも多彩なコーティングがされていることが解ります。
(すみません、光学のプロではないのでこのくらいしか解りません)
接眼側のレンズ部分。あまり見かけない黄色のコーティングは、特殊なものなのだろうか?
(個人の感想です)
以後、適時加筆していきます。
焦点距離 | 倍率 | 実視界 | |
直焦点 | 900 | x43 | 2.3° |
35フラットナー | 880 | x42 | 2.4° |
TOA-35レデューサー150セット | 670 | x32 | 3.1° |
エクステンダーED1.5X | 1350 | x64 | 1.5° |
リンク:
コメント