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Seestar S30 vs Seestar S50 そして、なんとビクセンがSeestarの取り扱いを開始。

 

 

 

ZWOから新しいスマート望遠鏡Seestar S30が正式に発表されました。最初に登場したSeestar S50と比較してみましょう。 

<2024.11.16 後半に追記しました>

  Seestar S50 Seestar S30 (NEW)
 
価格 $499 $349(−150$)
解像度 1920 x 1080 px ←左同(望遠・広角共)
イメージセンサー IMX462 1/2.8"
1° FOV
望遠:IMX662 1/2.8"
2.46° FOV
    広角:Custom Sensor(カラー)
23.2° FOV
口径 50 mm 30mm
焦点距離 250 mm 150mm
  Apochromatic triplet ←左同
搭載フィルター Duo Band  (Oiii 30nm, Ha 20nm) ←左同
  UV / IR Cut ←左同
  Dark Frame  ←左同
  Magnetic Solar ←左同
 露出時間  0.5s for Image Preview,
10s/20s/30s for Image Stacking
Tele: 0.5s for Image Preview, 
10s/20s/30s for Image Stacking
Wide: ≤200ms 
Video Format MP4/AVI
1080p@11fps
MP4/AVI
1080p@30fps (Tele)
1080@25fps (Wide)
内蔵ストレージ 64 GB ←左同
導入速度 1440X ←左同
     
バッテリー 6000 mAh ←左同
稼働時間 6時間 ←左同
バッテリー交換 ☓(だけど出来る?) ◯ (詳細は調査中)
充電コネクタ  USB-C ←左同
三脚 カーボンファイバー製 軽量三脚
G-Sensor  
Bluetooth 5.0  ←左同
   
重さ 3.0 kg 1.65 kg(1.35kg軽量化)
高さ 257mm 210mm(−47mm
142.5mm 140mm(−2.5mm
厚さ 130mm 80mm(−50mm

 

特徴的なのはイメージセンサーが2つ搭載され、望遠側はS50のIMX462から新世代のIMX662へアップグレード。そして広角用のカスタムイメージセンサーが搭載されていることですね。広角用は風景撮影に使うようです(Scenery Mode)。

焦点距離150mm、1/2.8インチのイメージセンサーだと、
  • フルサイズ換算で約1350mmに相当(S50だと約2250mm)
  • APS-C換算で約900mmに相当(S50だと約1500mm)
  • マイクロフォーサーズ換算で約675mmに相当(S50だと約1125mm)
になります。画角でわかりやすい例としてアンドロメダ銀河やオリオン座大星雲がきっちり収まる様になります。
 

  • ビデオのレートが上がりました(11fps→30fps)
  • 広角側の露出時間が≤200msとなっていることから、星景写真を撮るようには考えられていなさそうです。
  • ボディ色が白になったので、太陽観測中に本体の温度が上がりにくくなりそうです。
  • 付属する三脚がカーボンファイバー製のものから、簡易的なものに変わりコストダウン化されています。本体が軽量なのでこれで十分かもしれませんが、やはり地面から離したい場合や、水平をきちんと出したい場合は他の三脚に取り付けたほうが良さそう。
  • ただ、G-センサーが内蔵されたので、ひょっとしたら自動的に水平出しなどやってくれるのかもしれません(未確認)。 
  • 気になる国内価格ですが、2024年11月1日現在まだ発表冴えていませんが、S50の価格から想定すると、

  • Seestar S50 $499(74,818円) 1US$=150JPY計算
  • Seestar S30 $349→52,350円 →税込み57,585円くらいでしょうか。
口径が大きいものがでたら買おうかと思ってましたが、これはこれで欲しいかも?
なお、出荷開始は2024年12月後半となっています。

2024.11.16 追記

日本国内でも正式に予約が開始。価格は56,700 円(税込62,370 円)と、予想より高めでした。さらになんとビクセンが国内総代理店を務めるとのこと。販売網を通じ、ケーズデンキ、ビックカメラ、コジマ、ヨドバシカメラの一般家電量販店でも取り扱う事になりました。ポイントも貯まり、ポイントで購入も可能になります。




 これで一般の方にも手軽に入手出来るようになりますし、裾野が広がったのではないでしょうか。
*天体望遠鏡販売店からの売上が減ってしまうかもしれませんねー。。。
*故障時の取り扱いは、恐らく今まで通り中国本国へ送って、リペアするのかもしれませんね。

コメント

匿名 さんのコメント…
S50をろくに使っていませんが、小さいものが出るなら欲しくなってしまいます・・・
天文楽者RYO さんの投稿…
ですよねぇ〜  でも2台あると多分どっちかしか使わなくなる気が・・・
匿名 さんのコメント…
天体写真は初心者以下ですが、センサーが新しくなって広角もアリなら、いきなりある程度の光景の望遠鏡を用意するよりは手軽ですね。口径30mmの性能が(昔の肉眼視望遠鏡のイメージだと)貧弱に見えますが、肉眼とイメージセンサーでは見え方が違うからこれでよい、のでしょうね。
天文楽者RYO さんの投稿…
広角は昼間の景色用だそうです。太陽とか月なら30mmでも十分楽しく観測できるし、光害カットフィルターを使えば、メジャーな星雲は撮影出来るので、この価格と大きさなら売れそうですよね

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