富士山の裾野に沈む紫金山・アトラス彗星
丁度、金星が富士山の裾野に沈みかけ、その右側に長い尾を引く紫金山・アトラス彗星が写っています。
今回、サイトロンのステラグラスを初めて実践使用しましたが、これが実に良い。10度を超えそうな彗星の尾がハッキリ見えるではないですか!*
*個人の感想です
肉眼で彗星の尾を見たのはヘール・ボップ彗星以来のことです。
サイトロンのステラグラスをかけて見ると彗星がよく見えました (個人の感覚デス pic.twitter.com/WzH64NrVlH
— 天文楽者のRYOさん (@HDV_blog) October 14, 2024
話は前後しますが、明るい彗星とて、夕方の明るい空ではいきなりは見えません。 まずは双眼鏡で捜索するのが手っ取り早いです。長崎に行ったときにtenさんから譲り受けたスタクマさん双眼鏡を使い、金星とうしかい座のアールクトゥルスを目印に、双眼鏡を水平方向にずらしながら捜索すると簡単に見つかります。
紫金山アトラス彗星の探索には双眼鏡がベストデス pic.twitter.com/4RwHI2CEQZ
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さらに彗星の尾の構造をよく観察するためにはフィールドスコープなどの高倍率の望遠鏡を使うと良いでしょう。もちろん双眼鏡ではなくフィールドスコープで探す手もありますが、やっぱり双眼鏡の方が視野が広くて楽ですね。
svbony のフィールドスコープとサイトロンの経緯台で紫金山アトラス彗星を見ます! pic.twitter.com/acSFi3hUbG
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もう少し空が暗くなった時間に撮影した写真がこちら。この頃になると地平線付近に水蒸気によるモヤが発生し、さらに薄雲も発生してしまいまいたが、それにも負けない紫金山アトラス彗星は、もう立派な令和の大彗星です。
さらに70mmの中望遠レンズでの撮影像がこちら。アンチテールも確認できました。これまで色々な彗星を撮影してきましたが、アンチテールを撮影できた彗星は初めてです。
DATA: EOS 5DMKIII + Canon EF 70-200mm F2.8 IS USM (70mm) 3枚スタック
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