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富士山の裾野に沈む紫金山・アトラス彗星

10月14日連休最後の日、山梨県へ紫金山・アトラス彗星の撮影遠征へ行ってきました。天気が下り坂の予報で、一か八かの勝負となりましたが結果として出かけて正解でした。
DATA: SONY ZV-E1 + TOKINA FiRIN 20mm F2 FE MF

丁度、金星が富士山の裾野に沈みかけ、その右側に長い尾を引く紫金山・アトラス彗星が写っています。


今回、サイトロンのステラグラスを初めて実践使用しましたが、これが実に良い。10度を超えそうな彗星の尾がハッキリ見えるではないですか!*

*個人の感想です

肉眼で彗星の尾を見たのはヘール・ボップ彗星以来のことです。


話は前後しますが、明るい彗星とて、夕方の明るい空ではいきなりは見えません。 まずは双眼鏡で捜索するのが手っ取り早いです。長崎に行ったときにtenさんから譲り受けたスタクマさん双眼鏡を使い、金星とうしかい座のアールクトゥルスを目印に、双眼鏡を水平方向にずらしながら捜索すると簡単に見つかります。



さらに彗星の尾の構造をよく観察するためにはフィールドスコープなどの高倍率の望遠鏡を使うと良いでしょう。もちろん双眼鏡ではなくフィールドスコープで探す手もありますが、やっぱり双眼鏡の方が視野が広くて楽ですね。

 

もう少し空が暗くなった時間に撮影した写真がこちら。この頃になると地平線付近に水蒸気によるモヤが発生し、さらに薄雲も発生してしまいまいたが、それにも負けない紫金山アトラス彗星は、もう立派な令和の大彗星です。 

DATA: SONY ZV-E1 + TOKINA FiRIN 20mm F2 FE MF

さらに70mmの中望遠レンズでの撮影像がこちら。アンチテールも確認できました。これまで色々な彗星を撮影してきましたが、アンチテールを撮影できた彗星は初めてです。

DATA: EOS 5DMKIII + Canon EF 70-200mm F2.8 IS USM (70mm) 3枚スタック

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