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ラストショット! ポンス・ブルックス彗星 【長野小海町撮影編】

なんと奇跡的?に2週連続で彗星の撮影が出来るチャンスがやってきました!今回は新月期を過ぎていますが、撮影遠征を兼ねて長野県小海町で撮影してきました。

しかし現地到着時は高層雲があり、西側低空の空は写真のような状態。今日、恐らく人生最後の撮影になるポンス・ブルックス彗星は、無事に捉えることが出来るのでしょうか!?



今回の撮影地は初めての場所です。予めグーグル・マップでロケハンして日が沈む前に現着。遠くには浅間山が見えています。なかなか開放感がある場所ですが、レタス畑が多いので、これから夏にかけては使えないでしょう。



日没まで時間を潰します。なかなか高層雲が取れてくれません。。。


日没時刻となりましたが、まだ残っていますね。。


月を撮影してフォーカスチェックなど


飛行機雲も出来るような高層気象条件

しばらくすると、サーッと高層雲が消えていきました!これはチャンスか!?

木星が見えているので、月⇔木星を導入して極軸のチェック。しかし全然あっていません。



今日の彗星の位置は、木星の直ぐ側にあるので探す手間が省けます。なんとか捉えるとに成功。ここからは北極星待ちです。

しかし、彗星の高度が低い。。。モタモタしていると沈んでしまいます。
赤道儀の極軸望遠鏡で北極星が見えてきたので、ササっと極軸をあわせ撮影開始です。


なんと木星と彗星の間に飛行機雲を引く航空機が横断!



使用したレンズの焦点距離が200mmと短かったため、あまり迫力の無い姿ですが、木星とのツーショットを捉えることに成功しました。このあと彗星は太陽へ接近するに連れ北半球からは観測できなくなるので、これで見納めです。次回は70年後の2095年8月に地球に接近しまうから、もう二度とみることはできません。


Canon EF200mm F2.8 IS USM (200mm)+ ZWO ASI2400MCPRO + IDAS DTD + P-2 K-Asteck
30 sec live stack

色調が酷いのでモノクロ画像でもどうぞご覧ください。



このあとはいつもの観測場所に移動して仲間と合流後、朝まで撮影&観測会となりました。しかし終始霞がかった空であまりクリアな空では無かったのが残念です。次回にリベンジ!



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