にほんブログ村天体写真ランキングに参加中です。ワンクリックで応援をお願いします!

ペルセウス座流星群ライブ中継 2022

 今年の条件は良くなかったPer群

毎年お盆時期に見られるペルセウス座流星群。今年は極大日が満月近くという悪条件で、さらに平日夜だったため、遠征を含めたライブ中継は計画していませんでした(コラボ配信もありませんでした)。しかも極大日の夜から翌日にかけて関東に台風8号が接近したため、星空さえ拝むことが出来ませんでした。

しかし土曜日の夜になると急激に天候が回復しはじめました。でも、見える範囲のすべての雲に稲妻が走っています!突然雨が降るかもしれなかったので、流石にCMOSカメラ一式を外にだすのは気が引けます。そこで 常設のATOM CAM SWINGを最大限に活用。急遽ライブ配信を開始しました。


2022年8月13日午後10時すぎからPart1配信を開始。

iPadに入れてあるATOM CAMアプリの画像を YouTubeへ送出する配信システムは、さそり座δ星 掩蔽 ライブ配信の時に構築してあったので、これを利用して配信を開始しました。

台風通過後の空はとても透明度が高く、天の川もばっちり見えています。ところで極大日後のペルセ群の観測をこれまでやったことがなく、はたして流星は流れるのか心配でしたが、配信開始直後に大きく明るい流星が見事に映り込みました。(下記動画の開始5秒後に画面右側に流れます)。いや〜驚きました。結構流れるのですね!これが極大日だったらと考えると残念な気持ちになりますが、普段よりも明るく早い流星が沢山写ったことに感動しました。


そうこうしているうちに、再び空が雲に覆われてしまい、配信は終了となりました。

2022年8月14日午前0時30分ころからPart2配信を開始。

今夜はもうだめかなーなんて、ATOM CAM をモニターしていたところ再び晴れてきたではないですか!そこで第二弾のライブ配信を再開しました。Part1のときより雲が多く、視野が遮られることが度々発生。近赤外線撮影でも流石に暗い流星を検出することが難しくなってしまいました。


ここでトラブル発生!途中、所要で席を外してしまったのですがiPadのATOM CAM アプリが落ちてしまい、その間配信ができずiPadのデスクトップ画面が表示されたままとなってしまいました。ご視聴頂いた皆様には申し訳なかったです。

輻射点方向を撮影していると、2個ほど停止流星と思われる流星を確認できました(停止流星:観測者の方向に向かってくる流星のこと。みかけ上、点状にしかみえませんので停止流星と呼ばれています。もし隕石になった場合は危険(笑))。配信では非常に地味な存在の流星ですが、中々見れないレアな流星が見れてよかったと思います。

薄明が開始したあとでも明るい流星が流れて、中々配信を止められなかったのですが、結局午前4時過ぎまで配信を行いました。

いつも私の配信は告知などせず、ゲリラ配信を行うスタイルです。余計なBGMやトークなど一切無し、画面上には何が写っているのかをテキストで示すシンプルなスタイルです。ただ、YouTubeは10-15秒程度ディレイが起きるので、ATOM CAM アプリで流星が流れた後にチャット欄に「流れた!」って書き込むと、オーディエンスの皆様にはいつ流れ星が流れるのか事前にわかるという、他ではやってないような配信を行っています(リプレイでもコメント欄の時刻を参考にされると、流星が写り込んでいる時間が把握できます)。

また面白そうな天文現象があるときに突如配信を行いますので、よろしかったらチャネル登録をしていただけると嬉しいです。

コメント

この記事がよく読まれています