ASIAIR Plus [ASIAIR ProとのWifiの電波強度の比較]
ASIAIR Plusのwifi
ASIAIR PlusになってWifi用の外部アンテナが設けられました。アンテナを内蔵しているASIAIR Proとの簡単な比較を行ってみました。
測定方法
Android Wifi Analyzerアプリを使用し、2.4GHz・5GHz帯のdbを比較しました。
山が高いほど電波の強度が高い事を意味します。
※ASIAIRPlus: 総務省届け出済みの技適未取得機器を用いた実験です。
2.4GHz帯
ASIAIRから30cm
本体からわずか30cmの距離でも、ASIAIRPlusとProに大きな差が生じました。
木造の家の中、壁の向こう側3m地点
両者ともdbが落ちましたが、Proの落ち方が激しいです。
木造の家の中、壁の向こう側3m地点
周波数が高い5GHz帯は、壁などの遮蔽物があると容易に減衰してしまいます。
階違い、7m地点、ドア1枚の向こう側
たとえ家の中でもやはり減衰が激しく、通信速度の低下が認められます。
まとめ
上記結果をグラフ化したものが下記の図です。バーが下に降りるほど信号強度が悪いことを意味します。
2.4GHzは5GHzと比べて長波長なので減衰が少なく、より遠くまで電波が届く事を意味します。ASIAIR Plusは、外部アンテナの恩恵を受けているため、比較的減衰が少なくなっています。
すなわち、フィールドで運用した際はこれまで以上に遠距離まで電波が到達するため、多くのASIAIR Plusユーザーが集まった場合は混信する可能性を否定できません。また、Wifiパスワードをデフォルトのまま使用している場合は、最悪の場合ASIAIRを乗っ取られ、赤道儀が意図しない方向に動いたり、せっかく撮影した画像を削除されてしまう可能性も否定できません。
少なくともWifiアクセスポイント名をユニークな物に変更し、パスワードも変える事を強くオススメします。
Understandable Version
コメント
最近Plusを使い始めましたが、
当初からアンテナがゆるゆるで使っているうちにポロリと落ちてしまい、
指し直しましたが心なしか伝送速度が落ちたように感じていました。
この投稿の冒頭写真で、アンテナが抜けた状態ものがありますが、
まさにこの状態なのですが、これは「普通」の状態なのでしょうか?
教えていただければ幸いです
このアンテナは、SMA型コネクタという規格で、回すとハズれるようになっています。
運搬時にアンテナが折れてしまう危険性があるので、その場合は外しています。
アンテナを奥まで差し込みながら回すと大丈夫だと思います。
仕組みがわかりました。
ご教授感謝します