国際宇宙ステーション(ISS)から送られてくる画像を受信する
ふとツイッターのタイムラインを見ていると、気になる投稿がありました。
ISSから送信されたSSTVの電波を、アマチュア無線のトランシーバーで受信して、信号音をiアプリでデコードしています。
— ころばせ (@cha_sen) June 24, 2021
最初はノイズばかりでしたが、途中から画像が現れました。#ISS #ARISS #国際宇宙ステーション #SSTV #アマチュア無線 pic.twitter.com/HUgWWTwEi6
VHF帯が受信できるアマチュア無線機や受信機とスマホを使うと、ISSから送られてくる画像が見られるらしい事がわかりました。早速調べてみると、アマチュア無線活動「ARISS“Amateur radio on Shuttle, Mir and ISS”SSTV event」の一環として定期的に行われているイベントで、今回は6月21日18:40~27日3時30分まで、145.80MHzのFMモードでSSTV画像を繰り返し送信している事が判りました。
ISSから送られてくるSSTV
ISSで運用されているアマチュア無線機
受信方法
ISSから地表に向けて送信されたSSTV画像を見るためには、電波を受信し受信機のスピーカーから流れてくる音を、ROBOT36アプリというアンドロイドアプリでデコードさせてあげれば良いことがわかりました。最初のチャレンジ
宇宙ステーションからの画像受信にチャレンジ! ISS-SSTV
— RYO@天文楽者 (@HDV_blog) June 26, 2021
チャンスは10:47〜10:53の僅か6分間。
間もなく日本付近に到達。
上手くいくかな⁉️#isssstv #iss pic.twitter.com/5SZb9apEKX
無線機のスケルチを開けて待っていると、弱いながらもピロピロ音(SSTV信号)が聞こえてきました!もうこの時点で感動しています(笑)ただ、なかなか画像が現れません。どうやらノイズが多いと難しいようです。そうこうしているうちに、電波が止まってしまいました。
聞こえた!でも電波止まった… pic.twitter.com/yeAp89nLUe
— RYO@天文楽者 (@HDV_blog) June 26, 2021
しばらく待っていると、非常に強力な電波が入感してきました!これなら間違いなく受信できるはずです。
実際に受信している様子
宇宙ステーションISSから145.80MHzで送信された静止画をアマチュア無線機で受信し、発信されたピロピロ音(SSTVシグナル)をスマホアプリに聞かせて映像化しました。
— RYO@天文楽者 (@HDV_blog) June 26, 2021
その様子をライブ動画でお楽しみ下さい!#天文なう#宇宙ステーション pic.twitter.com/vFNU1JUzsL
そしてこれが受信できたISS-SSTV画像です。
これがたった今宇宙ステーションから受信した画像です‼️
— RYO@天文楽者 (@HDV_blog) June 26, 2021
#天文なう#宇宙ステーション pic.twitter.com/1LOsl1sbXs
この後、再び電波が停波し、しばらくして電波が送信され始めましたがISSが低空になってしまったため残念ながら画像の受信は出来ませんでした。やはり1枚の完璧な画像を受信するためには、仰角が60°以上あったほうが 確実に受信できる時間が長くなると思います。
ハンディ機でもチャレンジ
その後、何度か小型無線機でチャレンジしましたが、ロケーションが良い場所、ノイズが発生するような機器から離れる事(これ重要です)が成功する秘訣だと思いました。特に、スマホから発生するノイズの影響を受けるので、受信機には外付けスピーカー等を利用したほうが良さそうです。
条件悪かったけど、ハンディ機で国際宇宙ステーションからの画像を受信。
— RYO@天文楽者 (@HDV_blog) June 27, 2021
今回は日本人宇宙飛行士のお二人の画像でした pic.twitter.com/MoiEuPmnXw
ライブ配信もやってみたのですが・・・・
YouTubeでISS-SSTV受信ライブ中継を行ったのですが、この時は残念ながら画像のデコードは出来ず・・・・その時のアーカイブが残っていますので、臨場感をお楽しみください(笑)
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