にほんブログ村天体写真ランキングに参加中です。ワンクリックで応援をお願いします!

[RASA8 第四夜] RASA8のオートフォーカス化

初めて触るシュミカセのフォーカスノブ



ども、天文楽者のRYOです。今回は天文楽者の「らく」に当たる改造です。これがあるかないかでRASA8の運用に物凄く差が出ます。ちょっとお金がかかりますが、余裕がある方にはぜひオススメする改造です。


いままで所有してた鏡筒とは全く構造が異なるRASA8。フォーカスをあわせる機構は、今回初めて触る部分でもあります。RASA8はF2という極めて明るい光学系の為、ピントが合う範囲がカミソリのような薄い・・・・・・・と思ったら、意外にもそうでも有りません。恐らく、ノブ1回転当たり1.0mmというデフォルトでも微細なフォーカスコントロールができるUltra-Stable Focus System (USFS)という機構の為なのかもしれません。

モータが無くても十分にフォーカスを合わせることが出来ますよ!



この部分をモーター制御し、微細な(ではなかった)フォーカスを遠隔操作できたら超かっこいいんじゃね?という事で、調べてみると、セレストロン純正のモーターフォーカサーが売っているらしい(FOCUS MOTOR FOR SCT, EDGEHD, and RASA)。


これはSSO REMOTEさん @ceoboss_mik が導入されていましたが、ZWOのシステムでまとめるにはやはりZWO製のモーターフォーカサーが必要になります。しかし、なんとそのままではRASA8にモーターフォーカサーを取り付けることが出来ない事がわかりました。お金がかかります。。。。。

スターライトのフェザータッチフォーカサー



そうなのです。これが無いとZWO製のモーターフォーカサーを取り付けられないことがわかりました。RASA11には標準で付いている(しかもノブがセレストロンカラー仕様!)のですが、RASA8はコストダウンで?付いていないのです。

Starlight Instrumentsのホームページを見ると、RASA8には FTM-CPC8 FEATHER TOUCH® MICRO FOCUSERというモデルが使える事がわかりました。これ、日本国内で買うととんでもない値段(5万円超)なので、製造元のアメリカから輸入することにしました。

最初は、スターライトのアウトレット*を安く(2万円台)買う予定だったのですが、コロナの影響で納期が非常にかかるとのこと。そこで在庫があったOPTから購入することにしました。
*COSMETIC SECONDSと言うようです。

OPTは初めて使うショップですが、アメリカでも大手の通信販売会社のようなので、早速ポチっと、月曜朝に注文を行ったらその数時間後に発送され、なんと水曜日にはDHLで手元に届くという、信じられないような速さで到着!!OPT、国内のショップより早いぜ。


フェザータッチは噂通り、とっっっっっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ってもスムーズに動きます。もう永遠にくるくる回していたい感じ。


まぁ、外観はいかにもMade in USAって感じです。でも触り心地は超最高です。




フェザータッチフォーカサーを取り付ける

RASA8へのフェザータッチフォーカサーの取り付けは、他のシュミカセと同じようなので、色々なサイトや動画を参考にして取り付けました。ただ、鏡筒内にあるフォーカスの棒?が、うにょうにょ動くので、いったいどんな構造になっているのか不思議で不思議で....

このネジが大事だそうです。。。


中が見えないので、シャフト棒がどんなふうに繋がっているのか摩訶不思議・・・・


無事インストール完了です〜!

で、フェザータッチを触ってみると・・・・重い・・・微妙に重いのです。。何か間違ったのか??と、もう一度外して再インストールしてみましたが、同じようになんとなく重いのです。。でも間違ったインストールは行ってないはずなので、これが正解なのでしょう。

ZWOのEAFモーターを取り付ける

さて、ZWOのフォーカスモーターEAFを取り付けるためにはブラケットが必要です。日本国内にはまだ売っていなかったので、偶々在庫があった*タイ・バンコクの望遠鏡ショップから入手しました。
*当時、中国からの輸出が滞っていたため、全世界で在庫が無かったのです。


まずはスターライトのフェザータッチを分解してこの様な状態にします。



あとはカプラーを使ってモーターシャフトとフェザータッチのシャフトを結合するだけです。


当初、添付されていたカプラーではなく別の物を使用し、マイクロフォーカス部分とモーターシャフトを結合していたのですが、ZWOのモータースピードがあまりにも遅い為、標準添付のカプラーに変更し、フォーカサーの粗動部分と結合させました。


完成です。全長が長くなってしまいましたが、ASIAIR PROとコネクトさせることにより、オートフォーカス機能が出来るようになりました。

今は、ベランダに置いたRASA8を、部屋の中から自動導入・フォーカス合わせ・そして撮影まで、すべてリモートで行うことが出来るようになりました。これは本当に便利です。




コメント

この記事がよく読まれています