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タカハシ鏡筒のMEF-3(ドローチューブ減速微動装置)にZWOのEAFを取り付ける

ちょっと速度が遅いかも・・・

低価格のZWOのモーターフォーカサーEAFは、ASIAIR PROと一緒に使うことによってオートフォーカスが出来るようになります。また、別売りのハンドコントローラーを使えば、モーター単体でもフォーカスの繰り出し操作が可能です。*

*以前から所有しているPrimaLuceLabのSESTO SENSOは非常に高トルク・低速〜高速まで使える優秀なモーターですが、唯一の弱点はハンドコントローラーが無い事。以前からPrimaLuceLabの開発担当者にハンドコントローラーを作って欲しいと頼んでいるのですが・・・

ZWOのEAFをタカハシの鏡筒に接続するためには、専用のブラケットで取り付ける必要があります。この場合、減速微動装置への接続ではなく、ドローチューブ繰り出し用のシャフトに直結です。そのため、EAFモーターのステップを遅くしないと、微調整が難しそうですし、バックラッシュが顕著に分かる可能性があります。*

*実際に試していないので、あくまでも推測です。ただ、EAFはバックラッシュに個体差が有りすぎるとのコメントを頂いていますので、ひょっとしたら繰り出し用シャフトに直接接続している事が原因の一つかもしれません。

 

シュミカセ用のブラケットを使用

今回は、セレストロン製シュミカセ用のブラケットを使用しタカハシ鏡筒のMEF-3(ドローチューブ減速微動装置)に取り付ける方法をご紹介します。

まずMEF-3を分解してこのような状態にします。


MEF-3のベアリングアウターレース直径が25mmです。シュミカセ用のブラケットがちょうどぴったり合いますので、そのままはめ込み締め付けることで使用できます。ただ、MEF-3とモーターを接続するカップリングを用意する必要があります。

丁度よいサイズのカップリングを探すのが大変かも?

タカハシのMEF-3のシャフト径が3.5mm、EAFのシャフト径は5mmです。これらを接続するカップリングを入手しないといけないのですが、SESTO SENSOとEAFのシャフト径が同じ事に気が付き、そのままタカハシ用のカップリングが使えることが分かりました。なお、全長は21mmでした。


ε系鏡筒に最適かも?

ただ、あまりにもモーターの速度が微細なのでEAFを最速スピードにしても、イラっとくるほど遅いスピードです。屈折鏡筒では、レデューサーやエクステンダーを交換するとドローチューブの繰り出し位置を相当動かさないといけないため、モーターでは時間がかかりすぎると思います。一方、反射望遠鏡ではそこまでドローチューブを動かさない為、フォーカスにシビアなε系の鏡筒に向いているかもしれません。

なお、手動でドローチューブの粗動側を回す場合、必ずEAFからUSBケーブルを外す必要があります。なぜならば、粗動を手で回すとモーターが発電機になり、ASIAIR PROやPC側に発生した大電流が流れてしまい、最悪の場合はPC等を破損する可能性があります。



現在は別のカップリングを使用しています。



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