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アトラス彗星捉える

明るくなるのかATLAS彗星(C/2019 Y4)?

 大彗星が現れるのは20年に一度という話を大昔に聞いた記憶があります。私が見た大彗星というと、百武彗星・ヘール・ボップ彗星です。もうあれから20年以上も前の話になってしまうので、そろそろデカイ彗星が現れてもいい頃と勝手な期待を抱いてしまいます(何ら科学的根拠はありませんがw)。
 そんなさなか、C/2019 Y4アトラス彗星の予想光度が、とてつもなく明るくなるという情報が出てきて、もしやこれは?という事態になっています。



British Astronomical Association  Comet Sectionより最新の予想光度曲線。
あくまでも予想です。


メディアに取り上げられるショボくなる彗星


 彗星界にもジンクスがあって、新聞やTVなどのメディアに取り上げられると期待したほど明るくならないというイヤなジンクスがあります。私もあまり騒がないようにしようと気をつけていますが・・・



 実際に撮影してみた

とにかく、撮影してみようということで、2020年3月21日に長野県野辺山高原で撮影したのが下記画像です。200mmレンズで撮影したものをトリミングしてあります。



Canon EOS 5D mark III, EF70-200mm F2.8L IS USM 30sec, P-2Zで自動追尾


 SkySafari Proで大体の彗星の位置を把握して、200mmのレンズを向けたら一発でど真ん中へ導入。当日はかなりの強風で、長時間露光が出来なかったのが残念ですが、意外と簡単に撮影が出来てしまうほど明るくなっている事がわかります。
 明るさはM82(8.4等級)より暗く、NGC2976(10.8等級)より明るい感じがしますので、約9等級程度でしょうか。これから接近するまでどれだけ成長するのかが大変楽しみです。

撮影風景。
強風が酷くて、風上に人を立てて風からプロテクトしました。

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